楠井の泉

 環境省は6月4日、全国の湧き水や河川など100ヶ所を「平成の名水百選」に選定した。香川県からは、香川県高松市国分寺町の「楠井[くすい]の泉」が選ばれた。6月25日、名水がある市町村に認定書を交付する。

 「楠井の泉」は、県道国分寺琴南線から約650メートル東にある山麓の湧水で、1992年に香川県の「さぬきの名水十選」、2000年に「残したい香川の水環境50選」にも選定された。

 1日の湧出量は約9.6トンで、干ばつでも水量が減らない霊泉といわれ、地元では「お前泉[まいずみ]」とも呼ばれている。地元住民が由来の石碑を建てたり、毎日清掃するなど、地域の貴重な水資源として大切に利用、保存していることが高く評価された。

 百選は、環境問題が主要議題とする7月の北海道洞爺湖サミットに向けて、水の大切さを再認識してもらおうと鴨下一郎環境相が昨年12月に新しく選ぶと発表。85年に旧環境庁が選び”百選ブーム”の先駆けとなった現在の名水百選はそのまま残し、地元での保全活動や故事などから別の名水を選んだ。既存の名水百選には県内から小豆島町の湧水「湯船の水」が選ばれている。


楠井の泉

残したい香川の水環境50選

水汲み場

お前泉薬師如来由来の石碑